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電子書籍 Epubに関する動きまとめ2 データ制作編

予告していたepubのもっと突っ込んだところの紹介です。
一度ファイルを制作してみて、参考にさせていただいたサイトや製作中の感想など絡め手お伝えしていきます。
ただ、現時点で管理人自身理解が浅い部分もあったり、まだ規格が定まりきっていない部分もあるなどの理由で必ず正解がここにあるというわけではありません。どちらかといえば管理人の覚え書きや情報整理に近いです。

原稿をHTMLで編集



STEP1--基本的にXHTMLとCSSで形成する。


テキスト情報だけの書籍の場合であればシンプルに見出しと本分、注釈、引用など基本的なタグと文字サイズや強調、行間設定なののCSS設定だけでそれほど時間はかからないと思われます。

※注意点1:ルビ(よみがな)の問題。これは日本の書籍独特の文化であり欧米で策定されたこのEPUB形式ではサポートされていません(2010年4月現在)。CSSで対応することも可能でありますが、各リーダーによって文字の扱いが異なってくるため、レイアウトの崩れが生じるリスクがあります。
よってルビは()の中に読み仮名を表記するやり方が現在のところ無難なようです。



※注意点2:雑誌のような複雑なレイアウトでは、XHTMLとCSSでは対応し切れません。
よって、複雑なレイアウトの場合、画像とテキストをうまく活用しなければならないということです。SEOなど気を使わなくて良いので、全て画像で対処することも可能ではありますが、それだとPDFでもいいということになってしまいます。
ですがEpubの利点として、画面サイズやフォントサイズに縛られず、ユーザー側の環境に対応できるという利点を生かすのであれば、しっかりとhtmlで組むのが理想であると思います。
ただ、将来的にアマゾンやiBooks,GoogleEditionなど、大手サイトから出版する場合、データ量の制限などがあるため、出稿先のレギュレーションは予め把握しておく必要があるとおもいます。


以下にソースのサンプルを掲載します。
もとデータはこちらのサンプルを参考にさせていただいております。

「日本語Epubブックサンプル」
http://www.kobu.com/docs/epub/index.htm



htmlソース構成サンプル


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<title>ページタイトル</title>
<link href="stylesheet.css" type="text/css" rel="stylesheet" />
<link rel="stylesheet" type="application/vnd.adobe-page-template+xml" href="page-template.xpgt"/>
</head>
<body>
<div>
<h2>見出し見本</h2>
<p>段落見本。ここに本文が入ります。</p>
<h3>見出し見本。小タイトル</h3>
<p>段落見本。ここに本文が入ります。以下サンプルテキストです。</p>
<blockquote>
引用文の活用例。引用文の表示のサンプルです。引用タグ<blockquote>を使用することができます。
</blockquote>
</div>
</body>
</html>


CSSソースサンプル

/* Style Sheet */
/* This defines styles and classes used in the book */
body { margin-left: 5%; margin-right: 5%; margin-top: 5%; margin-bottom: 5%; text-align: justify; }
pre { font-size: x-small; }
h1 { text-align: center; }
h2 { text-align: center; }
h3 { text-align: center; }
h4 { text-align: center; }
h5 { text-align: center; }
h6 { text-align: center; }
.CI {
text-align:center;
margin-top:0px;
margin-bottom:0px;
padding:0px;
}
.center {text-align: center;}
.smcap {font-variant: small-caps;}
.u {text-decoration: underline;}
.bold {font-weight: bold;}
/* added by abun */
th, td { padding: 0.1em 0.2em; background: lightgrey; }
th { white-space: nowrap; }


サンプルを見るとわかりますが、ソースはいたって基本的な技術しか使用しません。
場合によっては、独自クラスの使用も必要なかったりするぐらいシンプルです。
なぜシンプルかというと、それぞれリーダーによってh1やpタグの扱いが微妙に異なったり、フォントサイズや行間の設定も継承されるもの、そうでないものなど差があるため、リーダーに極力ゆだねるほうがよいのかな?
と判断したためです。

今後iPadもしくはキンドルが主流になっていくにつれ、このあたりの扱い方が固まっていくものと思われます。
当然、ePub形式の仕様策定も行われてはいますが、まだまだリーダー毎でのばらつきがあるのが実情です。
こちらに日本語訳された策定資料のページをご紹介いたします。
詳しいタグの扱いはここに準じたほうが確実化と思われます。

Epubの策定ドキュメント(日本語版)
http://lost_and_found.lv9.org/ops/ops_2.0_final_spec_ja.html


また前述したルビの問題などに関しても動きがあるようで、「日本電子書籍協会」がePubの仕様策定に対し、ルビの仕様組み込みや縦組み禁則処理などの要望を盛り込んだ提案書も提出しており、さらに仕様策定の動向に注目が集まるところです。

STEP2--ファイル構成



OEBPS(ブック構成ファイル一覧)
 ・ content.opf(ブック構成ファイル一覧)
 ・ toc.ncx (目次ファイル)
 ・chap01.xhtml〜 (コンテンツ中身)
 ・copyright.xhtml(コピーライト用)
 ・cover.xhtml(カバー用)
 ・title_page.xhtml(タイトルページ)
 ・stylesheet.css(スタイルシート)
 ・/images/〜 (イメージファイル)
 
各ファイル記述内容

mimetype


application/epub+zip
ファイル形式がepubであることを指定するためのファイル。

container.xml



<?xml version="1.0"?>
<container version="1.0" xmlns="urn:oasis:names:tc:opendocument:xmlns:container">
<rootfiles>
<rootfile full-path="OEBPS/content.opf" media-type="application/oebps-package+xml"/><!-- opfデータへのパス -->
</rootfiles>
</container>

.opfファイルへのパスを指定するためのファイル。ファイル名は固定。内容は.opfファイル内容に応じて編集する必要があります。

opfファイル(サンプルデータでは次のとおりcontent.opf)


epubファイルの核となるファイル。設定内容は次のとおり。
「タイトル」
「著作者のメタ情報」
「htmlファイル」
「画像ファイル」
「CSS」
「目次ファイル」のパス(.ncx)および目次の設定

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<package version="2.0" xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf"
unique-identifier="BookId">
<metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
xmlns:opf="http://www.idpf.org/2007/opf">
<dc:title>本のタイトル</dc:title>
<dc:creator opf:role="aut">著作者・製作者</dc:creator>
<dc:language>ja</dc:language>
<dc:rights>Public Domain</dc:rights>
<dc:publisher>出版社</dc:publisher>
<dc:identifier id="BookId">urn:uuid:kobu.com06282007214712</dc:identifier>
</metadata>
<manifest>
<item id="ncx" href="toc.ncx" media-type="text/xml" />
<item id="style" href="stylesheet.css" media-type="text/css" />

<!--<item id="ID" href="該当ページパス.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" />-->
<item id="titlepage" href="title_page.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" />
<item id="chapter01" href="chap01.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" />
<item id="chapter02" href="chap02.xhtml" media-type="application/xhtml+xml" />
<item id="imgl" href="images/koma.gif" media-type="image/gif" /><!-- replaced -->
</manifest>
<spine toc="ncx">
<itemref idref="titlepage" />
<itemref idref="chapter01" />
<itemref idref="chapter02" />
</spine>
</package>


ncx(目次ファイル)



<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<ncx xmlns="http://www.daisy.org/z3986/2005/ncx/" version="2005-1">
<head>
<meta name="dtb:uid" content="kobu.com06282007214712"/>
<meta name="dtb:depth" content="1"/>
<meta name="dtb:totalPageCount" content="0"/>
<meta name="dtb:maxPageNumber" content="0"/>
</head>
<docTitle>
<text>本のタイトル</text>
</docTitle>
<navMap>
<navPoint id="title_page" playOrder="1">
<navLabel>
<text>タイトルページ</text>
</navLabel>
<content src="title_page.xhtml"/>
</navPoint>
<navPoint id="chapter01" playOrder="2">
<navLabel>
<text>第一章</text>
</navLabel>
<content src="chap01.xhtml"/>
</navPoint>
<navPoint id="chapter02" playOrder="3">
<navLabel>
<text>第二章</text>
</navLabel>
<content src="chap02.xhtml"/>
</navPoint>
</navMap>
</ncx>

目次ファイル。.opfファイルで指定した目次項目のidと、実際の HTMLファイルとの紐付けを指定します。ファイル名およびパスは任意。内容はコンテンツに応じて編集する必要があります。

SETP3--Epub形式への変換


出来上がったソースをまとめて.epub形式に変換する。
.epub形式と言ってもZIP圧縮されているだけだという。だが、ここで問題。
ZIP圧縮するとき、デフォルトの圧縮ツールで圧縮して拡張子を変えるだけではうまく読み込みされない問題がある。
これはmimetypeファイルを圧縮してしまうせいで、このファイルは圧縮せずに格納する必要があるということ。なので、それを実現するための圧縮方法
 
・コマンドラインでの圧縮
コマンドプロンプトを使って圧縮します。
このとき、mimetypeを指定して無圧縮にするとepubとして読み取れるzip データが関せします。
コマンドラインでの圧縮は慣れないとよくわからないので(管理人もわかりかねる部分があります。)、現在ツールによる圧縮を兼用中です。後術する変換ソフトをつかってオーサリングから圧縮まで行えるのですが、それに対してもう一度編集する必要がある場合も多く、結局単体での圧縮ができるかどうかが肝になってきそうです。

コマンドラインでの圧縮プログラム 

info-zip
http://www.info-zip.org/Zip.html


とざっくりとまとめてみましたがこんな感じです。
次回はアプリケーションを使った場合を書いてみたいと思います。
どちらかと言うと、ソースをいじったり、Zip圧縮をコマンドラインから行うと言うことは主流にはなり得ない方法なので、知識として捕らえておいたほうが良いかもしれません。
管理人もアプリケーションをメインに微調整をソース単位で行うと言うやり方が一番手間をかけずにできたように思います。

■参考サイト
日本語Epubブックサンプル
参考にさせていただいたソースサンプルがあります。

lab.naoki.sato.name電子書籍ファイルePubについて -ePubを自分で作成する-

Open Publication Structure (OPS) 2.0 v0.9871.0
2007年7月11日付勧告仕様書


JEPA EPUB説明会の事後報告
http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/






デジタルコンテンツをめぐる現状報告―出版コンテンツ研究会報告2009
デジタルコンテンツをめぐる現状報告―出版コンテンツ研究会報告2009
出版コンテンツ研究会,岩本 敏,小林 弘人,佐々木 隆一,加茂 竜一,境 真良,柳 与志夫
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